さらなる成長軌道へ 「誠の心」で期待に応える さらなる成長軌道へ 「誠の心」で期待に応える

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
2024年3月期は、会計基準変更による影響を除くと3期連続で過去最高の業績を更新することができました。これもひとえに、お取引先様をはじめ社員、株主の皆様、地域社会等、ステークホルダーの皆様のご支援、ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。

今から5年前の令和元年(2019年)6月に私は社長に就任いたしました。激動の時代となることを覚悟してはいたものの、コロナ禍をはじめとするこの5年間の出来事や環境の変化は、私の想像を超えるものでした。
当社にとっても厳しい局面が数多ありましたが、困難な状況においても変わらぬお取引きを続けていただいたお取引先様や、ピンチをチャンスと捉え真摯に職分を全うする社員、温かい励ましをくださる株主の皆様など、まさにステークホルダーの皆様の「誠の心」の賜物として、今日の好業績があると考えております。
当社の社是「われわれは 誠の心をもって 世の中を明るくするためにはたらく」の真髄を皆様からあらためて教えられた思いであり、重ねて感謝申し上げます。

今期(2025年3月期)は、4期連続となる最高業績更新を目指すこととなりますが、あくまでも中長期的な視点に立ち、財務面だけでなく人的資本や知的資本など非財務資本についても価値の最大化を図り、当社をさらなる成長軌道に乗せたいと考えております。そのために、既存事業継続のための投資の拡充はもとより、人材育成や研究開発、DX推進などの成長投資を果断に実行してまいります。また、株主還元につきましても、これまでよりも水準を引き上げる基本方針を決定しております。

足元の業績は好調ですが、事業環境の先行きは依然不透明であります。あらためて、思いを共有するステークホルダーの皆様のご期待に応えるべく、「誠の心」で社業に専心する所存でございます。
関係者の皆様におかれましては、今後ともより一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2024年5月
因幡電機産業株式会社
代表取締役社長

喜多 肇一