「100年企業」を見据え、新たな一歩を踏み出す。 「100年企業」を見据え、新たな一歩を踏み出す。

平素は格別のご厚情を賜り厚くお礼申し上げます。
因幡電機産業は、今年で創業から83年目を迎えました。2020年3月期には、二期連続で過去最高の業績を更新することができました。これもひとえに、お客様や取引先様をはじめ、株主の皆様、従業員、地域社会等、関係者の皆様のご支援、ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。

当社は、昭和13年(1938年)に大阪・堺市の七条通で産声を上げました。ときは盧溝橋事件発生の翌年、日本はすでに泥沼の戦争に足を踏み入れていました。創業者・因幡弥太郎の「非常時のお国のために役に立つ製品を作る」という使命感のもと、特殊電動発電機メーカーとして、その第一歩を踏み出しました。
戦後、焼け野原となった大阪で、農機具用電動機の製造で再出発をしたのは、玉音放送からわずか一月後のこと。食糧の確保が急務であった時代に「米作りに必要なのはまず農機具だ」という思いからでした。しかし、戦後の流通の混乱に収拾の気配はなく、電機業界も例外ではありませんでした。
このような社会情勢を受け、昭和25年(1950年)、「流通秩序の健全化なくして日本経済の再興はあり得ない」という考えのもと、当社は製造部門を分離独立させ、卸販売商社として流通業に専念することになりました。
それから70年、社是「われわれは 誠の心をもって 世の中を明るくするためにはたらく」の思いのもと、時代の変化に柔軟に、ときには大胆に対応しながら、昭和・平成の時代を駆け抜け、今日まで成長してまいりました。この間、商社として取扱商品や販売エリアの拡大はもとより、空調部材等の製造販売業への進出や、専業メーカーのグループ化等、メーカー機能の充実も図り、「技術商社」としての道を歩んでまいりました。

当社は、改元目前の平成31年(2019年)4月、変化の激しい新時代に柔軟に対応すべく、カンパニー制を導入いたしました。未来志向で確かな中長期戦略のもと、迅速な意思決定と実行力の強化を図ってまいります。
100年企業を見据え、お客様や取引先様との共存共栄精神のもと、さらなる発展を目指して努力してまいる所存です。

関係者の皆様におかれましては、今後とも尚一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年5月15日
因幡電機産業株式会社
代表取締役社長

喜多 肇一