明るい未来へつなげる環境づくり 明るい未来へつなげる環境づくり

平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
因幡電機産業は、創業から80余年にわたり、お取引先様をはじめとするステークホルダーの皆様とともに歩みを進めてまいりました。2021年3月期の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けながらも、前期からの落ち込みを最小限に抑えて着地をすることができました。
これもひとえに、お取引先様をはじめ株主の皆様、従業員、地域社会等、関係者の皆様方のご支援、ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。

当社は、改元を目前に控えた平成31年(2019年)4月、激しい変化が予想される新時代に対応すべく、カンパニー制に移行しました。奇しくもその翌年、コロナ禍により世の中の状況は一変しました。経済活動の停滞はデフレに追い打ちをかけ、当社にとっても厳しい事業環境となり、新体制2年目にして早くも真価が問われるかたちとなりました。
企業にとって、「新常態(ニューノーマル)」 ―With/Afterコロナ― の時代における一番の脅威は、環境の変化ではなく、変わることができない会社自身だと考えています。これからは、過去の成功体験が通用しないケースの増加が予想され、変化志向型のマインドを強化しなければなりません。一方で、「誠の心をもって世の中を明るくするためにはたらく」という当社の使命は不変です。変わらぬ使命を果たすため、大胆な改革も実行してまいります。

当社は創業以来、その時々の社会が抱える課題に経営資源を傾け、解決を図ることで成長を続けてまいりましたが、このたび課題認識の視座を高め、新たにESG/サステナブルの観点から当社の重要項目(マテリアリティ)を設定しました。当社が事業を通じて解決に貢献すべき社会課題の例としては、生産性の高い社会の実現や老朽インフラの刷新、災害や事故に強い社会の実現などが挙げられます。これら課題に対し、対症療法的な商材の供給ではなく、「技術商社」として課題の背景をふまえた本質的なソリューションの提供に全力を注いでまいります。

明るい未来をつくること。これは企業の社会的責任です。当社も、将来世代に課題を先送りしない、負の遺産を残さない、真に豊かな社会の実現に向けて、志をともにするあらゆるステークホルダーの皆様と手を携え、努力してまいる所存です。関係者の皆様におかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2021年5月
因幡電機産業株式会社
代表取締役社長

喜多 肇一